米国時間2020年4月15日の早朝、AppleはiPhone SEを発表しました。今回、発表となった新型 iPhone SE は、2016年3月21日に発表され、現在も高い人気を得ているベストセラー iPhone SEの後継モデルです。2019年からAppleがiPhone SEの後継モデルを開発中であることが噂され、2020年3月に発表されると予想されていましたが、コロナウイルスの影響で当初の予定よりも数週間程度遅れたものの、この度、発表となりました。
モデル名は初代と同じiPhone SE
次期iPhone SEの名称は、iPhone SE2 または、iPhone 9のどちらかとなることが有力視されていましたが、4月に入ってから業界内での情報として、先代と同じiPhone SEとなる観測が強まっていました。今回のAppleの発表で、初代モデルと同じiPhone SE なったことが確認されました。
iPhone SE の特徴
入手しやすい価格でありながら高機能かつ高性能!
iPhone SEは、米国での価格は399ドルから、日本での価格は44,800円からの比較的入手しやすい価格帯に設定されていることが大きな特徴です。
高速なA13 Bionicチップを搭載
iPhone SEは、上位機種iPhone 11シリーズと同じA13 Bionicチップを使用しています。Android スマートフォンのミッドレンジモデル、同価格帯の製品は、上位機種と比べると搭載されているチップは、パフォーマンスが低いチップセットが使用されています。
A13 Bionicは、Appleが独自開発した現在、市場にある中で最も性能が高いモバイルチップセットです。競合するQualcommの最新製品、Snapdragon 865、HuaweiのHiSilicon Kirin 990 5G、SamsungのExynos 990と比べて上回る性能を提供します。
この様な現在最も性能の高いスマートフォン向けチップセットを、ミッドレンジ(中間に位置する)価格帯の製品に使用しているところが極めて特筆すべきことの一つです。
外観デザイン・スタイルはiPhone 8を利用
iPhone SEは、iPhone 8の外回りのデザイン(ケース)仕様を流用しています。ディスプレイは、iPhone 8と同じ4.7インチ IPS 液晶ディスプレイで、タッチIDの認証となります。内部は完全にオーバーホールされ、WiFi 6とギガビットのLTEの接続に対応しています。
iPhone 8のデザインを再利用することで、量産コストを押さえることで、値頃感のある価格帯で製品を提供しながらも利益を確保することができます。
ベストシングルカメラシステム
12メガピクセル、f/1.8の絞り ワイドカメラ機能を搭載する歴代iPhoneにおけるベストシングルカメラシステムを提供します。A13 Bionicによるコンピューター画像処理によって、新しいカメラエクスペリエンスを楽しめます。iPhone SEは、新しい世代のSmart HDRを搭載し、フレーム内の被写体を認識して、明るさと影などを詳細に表現しながら、より自然な見た目の画像になります。
ビデオは、4Kでフレープレートは最大30fpsまで対応します。
新iPhone SE の入手性は?
iPhone SEは、長寿命のベストセラーの先代モデルの後継であること、最新の高性能チップを搭載、ミッドレンジとは思えない高機能を備えていながら、入手しやすい価格帯となっており、注文が殺到することが予想されます。
日本では4月17日夜9時から、アメリカでは西海岸時間の同日朝5時から予約注文受付が開始となります。コロナウイルスの影響からAppleストアは閉鎖中で、注文は全てオンラインとなります。
予約注文して、実際に配達されるまでにどの程度の期間がかかるのか?、予約注文が殺到して、一旦、注文受付停止となるような可能性もあるかもしれません。
入手できるか分かりませんが、私も注文する予定でおります。