2019年9月10日、Apple iPhone 11の発表後、Pixel 4関連のリーク情報が続々とネットに公開され始めています。Pixel 4 XLのリークビデオがYouTubeに投稿され、多くのメディアで報道されています。
最初にPixel 4 XLをYouTubeに投稿したのは、AnhEm TVです。6分半のビデオクリップの中で、白のPixel 4 XL の特徴などを紹介しています。
紹介されたPixel 4 XLは、表と横はマットブラックで、裏がホワイトです。横(サイド)の触った感じは、クリップが聞いたメタル仕上げの黒のPixel 2に似ているそうです。「パンダ」モデルとも呼ばれたPixel 2 XLと似た雰囲気と印象があるとの評価もあります。
ビデオクリップの中では、Pixel 4 の設定メニューが紹介されています。設定には、スムーズディスプレイ(Smooth Display)がメニュー項目に含まれているため、Pixel 4では60Hzと90Hzのリフレッシュレートをダイナミックに切り替える機能を備えていることが確認されました。
90Hzのディスプレイを備えるOnePlus 7 Proは、画面のリフレッシュレートが高速であるため、インターフェースの反応が早い印象を与えます。(実際に早いです。)その一方で、スムーズにスクロールさせることは、バッテリーライフとのトレードオフが発生することを、Googleは明らかにしています。そのため、Pixel 4では、スムーズ・ディスプレイを無効にして60Hz固定にすることが設定可能になっています。
ディスプレイの設定では、”Ambient EQ”と呼ばれる機能も含まれていることが判明しました。Ambient EQは、iPhoneのTrue Toneに相当するGoogle Pixelの機能で、室内の周囲の明るさに併せて色の温度を調節する機能です。
ビデオでは、Pixel 4のカメラアプリも紹介しています。アプリは、まだ完成度は低く、これから仕上げていく様な印象があります。
2番めのYouTubeビデオは、Rabbit TVによるものです。このビデオでは、Pixel 4で提供されると予想されているホワイト、ブラック、コーラルオレンジの3色全てが紹介されています。ホワイトとオレンジは艶がない仕上がりで、ブラックのみツヤのある仕上がりとなっています。
Rabbit TVのビデオクリップの中では、Pixel 3 XLとPixel 4 XLで撮影した画像の比較なども紹介されています。
Google Pixel 4の情報を意図的にリーク?
Pixel 4の正式発表は、10月と予想されています。現在、最も可能性が高いと見込まれている発表日は10月15日です。まだ、後1ヶ月少しあります。
AppleがiPhone 11を発表し、メディアも多く取り上げ、ユーザーの関心も高くなっている中で、Googleとしても市場に対してPixel 4に対する関心を得るために、未発表のPixel 4についての情報を意図的に流している可能性が考えられます。見計らったかのようなタイミングで2本のYouTubeビデオが投稿されたこと、AnhEM TVで紹介しているメニューは英語にしてあることからも、わざわざ良く分かるようにしているように思われます。