2019年10月15日に開催されたMade By Google のキーノートスピーチにおいて、GoogleはPixel 4の新しいアプリ Recorderを発表しました。Recorderはスピーチなどの音声を録音しながら、同時にテキストで記録することができる機能です。
以下は、Recorderの紹介YouTubeビデオです。録音とテキストで作成されたファイルを、テキストで検索して、該当する音声の箇所を検索したりすることもできます。現時点では、英語のみですが、他の言語でも利用可能になります。
このRecorderの紹介をMade By Googleで見て、「これは良い!!」と思いました。
Recorder アプリはPixel 4限定?!
発表されたイベントを見た後で、上に添付しているYouTubeの紹介ビデオも見たのですが、最後に”A new kind of recorder. Only on Pixel 4″(新しい種類のレコーダー(録音機)。Pixel 4でのみ(利用できます)。)のメッセージが表示されました。
メッセージから、当面の間、Recorderは、Pixel 4の付加価値、プレミアムを高める専用の新機能という位置付けのように思われます。
YouTubeのコメントにも、「Pixel 4のみ」というところにショックを受けた。このアプリはいつ他のAndroidで使えるようになるのか?学校に持っていければ、とても便利なのに・・・と言うようなコメントが多量に投稿されています。私もショックでした。
Recorderは、Pixel 4以外のAndroid端末でも利用可!
翌日になってもRecorderアプリの事が頭に離れず、朝から調べていると既にRecorderもPixel 3で利用可能という情報を入手しました!早速、ダウンロードし、無事に動作しています!!以下は、Recorderの紹介YouTubeビデオの音声を録音した際に同時に記録されたテキストです。
録音しながら、リアルタイムで音声を認識してテキストに変換して記録していきます。これは本当に便利です!
録音したファイルはリストで表示されます。テキストを入力して検索を行うと、クエリに該当する言葉が含まれているファイルと、語句がある箇所がハイライトされて表示されます。音声ファイルのどの部分に探している言葉があるか、視覚的に分かります。
Pixel 3aでのRecorderの搭載方法については、別途記事を投稿する予定です。
Recorderアプリはオフラインでも動作する!
2019年Google I/Oで発表されたリアルタイムで音声の文字起こしを行う”Live Transcribe”は、動作するためにはネットに接続している必要がありますが、Recorderはオフラインでも動作するのが特徴です。Pixel 3aで実際に試してみましたが、全く問題なく動作します。
Recorderに加えて、Live Captionも発表されました。Live Captionは、音声が含まれたファイル、動画、ポッドキャスト、音声メッセージであれば、タップするだけで音声をテキストでキャプション表示します。Live Captionは、WiFiやセルラーデータネットワークに繋がっていなくても表示されます。Live Captionは、Live Transcribeの後継版と発表記事にも記載されています。
Pixel 4以外のAndroid端末にも提供される可能性について
Android 10には、Live Transcribe(ライブの文字起こし・字幕)の機能が搭載されています。Recorderは、基本機能は同じためLive Transcribeの機能を利用したアプリと推測できます。Live Transcribeは、70の言語、多くのAndroid端末で利用可能です。
Recorderを他のAndroid端末で利用することは、技術的には可能です。正式に提供されるかはビジネス的な要素による判断が伴いますが、需要も高いと思うので、近い将来、日本語で他のAndroid端末でも利用可能になると思います。Recorderは多くの端末、日本語でも対応されると思われます。
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